国際孫子クラブ

Sun-Tzu Art of Warfare 

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〇 方面隊運用序説

本書は飽くまで野外令の方面隊運用を理解するための前提となる事項を解説したもので、それ故に題名も序説としたのである。結論的に私が言わんとすることは、まず作戦を担任し主宰することの重要性を深く認識するとともに、方面隊の運用は師団の相似形的考察ではできないということ。次に、近代戦は、火力戦闘が主体であるので、方面隊運用にあたっては兵站を格別に重視すべきこと。更に、作戦を計画し指導するにあたっては、決戦が焦点であり、決戦指導には明確な戦略理念が必要であること。そして、主動性の確保に努め、追随作戦に陥らないこと等である。そのうえ、我々が設想しているアグレッサーの恐るべき火力戦略をよく理解し、それに太刀打ちできる戦略・戦術を考え出し、それに沿って訓練することが大切である。 実戦において、何が問題となるかを理解するためには、戦史の研究を地道に行うしかない。戦史こそ、方面隊運用を教えてくれる教師である。本書にも、できる限り戦史を活用したが、大部隊の運用を学ばんとする者は、絶えざる戦史研究を心掛けるべきである。

---「方面隊運用序説」(陸戦学会1976年(S51)9月)より ---

〇 兆候を読む(将来を予測する)

将来を予測するには、予想できる変化を推理し、可能性のある動き(可能行動)を仮説し、その兆候の有無を探求するアクティブな手法(「状況判断」・兆候分析・意義分析)が欠かせない・・・。晴天の霹靂(へきれき)」という言葉がある。晴れた日に、突然鳴り渡って、人々の度肝を抜く"かみなり"のことだ。思いもよらぬことが、唐突に起こる意外性の漢語的表現だ。兆候に関して言えば、兆候がまったく現れずに、いきなり"本体"が降ってくることだ。この「晴天の霹靂」という言葉が麗麗しく存在していること自体、多くのことは皆、前触れがあるという証拠だ。しかし、本当に何の前触れもなく、突如として晴天の霹靂のような出来事が起こるだろうか。 この"かみなり"だって人間が気づかないだけで、実際には雷雲の発生によっておきたのである。「合戦」で不意打ちのことを奇襲というが、これとて討たれる側が油断して気づかなかっただけだ。つまり当事者や一般のものには、まったく突発的な出来事のように思われても、それは技術的(能力的)に予知法が開発されていない、あるいは兆候がわかりにくいだけで、「兆候」は必ずあるのである。・・・本書を書き終わって痛感することは、兆候のもつ意味の重さである。先見洞察が、実は兆候をキャッチするものであったり、背信の兆候が組織活動にこんなに影響を及ぼすものとは思いもしなかった。情報活動を攻撃的にするポイントが、実は兆候であることも書いているうちに確信した。このように兆候は情報活動の中で重要であるにもかかわらず、兆候に敏感な日本人がその効果に気付いていないことは、これまで兆候に関するデータが殆ど出てないことでもわかる。原因はどこにあるだろうかと、執筆中しばしば考えた。結局、そのもとである「情報」に対する意識が、ハードに片寄りすぎているからではないかという気がした。とはいえ、それぞれの専門分野(気象・医療・経済・等々)では決して不勉強ではないし、方法も決して欧米に引けをとるものではないこともわかった。ただそれが、それぞれの専門分野の中で閉ざされたままで、他の「社会公理」として活かされていないところに問題があるようだ。業際化の波も、まだこのソフト面にまではおよんでないわけだ。ともあれ、本書の研究成果は、多くの図書のたまものである。ここに参考文献としてかかげた本の著者の方々には厚く御礼を申し上げる。

---「兆候を読む!」(マネジメント社1986年(S61)6月)より ---

 

© 2000.02.01 Tadahiko Takeoka 

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必勝 状況判断法

1984年3月発行

経営者に推薦する 科学的状況判断の教科書 大橋武夫

はしがき

第一篇 情報分析

第一章 瀬島式情報理論

1 産業界への警鐘

2 旧陸軍の情報教育

3 伊藤忠時代の情報活動

4 瀬島式情報理論

5 瀬島方式のメカニズム(1)

6 瀬島方式のメカニズム(2)

7 瀬島方式のメカニズム(3)

8 瀬島方式と海部方式

第二章 アメリカ式情報分析

1 アメリカ方式の概要

2 アメリカ方式の要点

3 アメリカ方式実行上の要則

4 収集努力の指向(第一段階)

5 情報資料の収集(第二段階)

6 情報資料の処理(第三段階)

7 情報の使用(第四段階)

8 瀬島・アメリカ両方式の比較

第二篇 状況判断

第一章 状況判断の要則

1 情報分析と状況判断

2 略式状況判断(アメリカ方式)

3 正式状況判断

4 旧軍方式状況判断

第二章 状況判断の要則

1 状況判断の留意事項

2 判断を狂わす調査

3 判断を惑わす感情

4 状況判断と戦略発想力

5 方式活用の効用

第三章 目的と判断すべき問題

あとがき

付録 状況判断の定義

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兆候を読む!

1986年6月発行

まえがき

第1章 兆候の意義

1 兆候の意義

2 兆候の姿態と類語

3 兆候キャッチ法

4 ビジネスにおける兆候

第2章 兆候の理解

1 兆候を活用する臨床医学

2 見える兆候で見えない本体を見る

3 背信の兆候

4 カンのささやき

5 兆候は情報のエリート

6 先見洞察は兆候キャッチ力

第3章 日本人の兆候センス

1 わが国の兆候ルーツは縁起もの

2 待ちの情報の日本人

3 敏感な兆候センス

4 攻めへの意識改革

第4章 情報活動をアクティブにする兆候

1 主要情報用語の意味

2 情報活動の現状

3 ベイシックな情報活動

4 解放的情報源と閉鎖的情報源

5 やさしい情報活動

6 むつかしい情報活動

第5章 企業の情報アクション

1 企業の情報アクション

2 情報活動の手段

3 資料収集テクニック

4 調査テクニック

5 分析テクニック

6 カンのはたらき

第6章 ケース・スタディー・ファイル

1 兆候で不良製品の絞め出し

2 兆候で航空事故防止

3 兆候チェックで隊内事故完封

4 兆候捕捉で営業拡大

5 兆候で新商品の開発

6 兆候を見逃して事故拡大

7 頼んでならない神風兆候

8 撤退・転進の兆候

9 企業衰亡の兆候

10 トレンド予測の兆候

第7章 兆候キャッチ・ポイントと対応

1 兆候キャッチ・アイ

2 自社に危険な変化の芽

3 表面現象より底流に注目

4 先見洞察は兆候でキャッチ

5 イメージ低下は業績悪化の兆候

6 数字はクリアーな兆候

7 売れないのは悪い商品の兆候

8 オカシイ本能的兆候

9 問題意識

10 兆候キャッチ・システム

11 背信の芽を摘む

12 兆候を見誤ったとき

13 交渉における兆候の活用

あとがき

参考文献

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戦国合戦論

1981年4月発行

四十年間の蓄積をもとに-まえがき

厳島の合戦・老将の演じる一大謀略戦

老将元就の決断

陶方の参謀を謀殺

厳島の地政学的意味

謀略工作の仕上げ

水軍獲得に成功

陶軍、運命の厳島へ

シナリオどおりの勝利

弱者の戦法

桶狭間の合戦・弱者を勝者に変えた秘策

桶狭間は奇襲にあらず

合戦の概要

桶狭間の持つ地の利

籠城か野外決戦か

成功のための二つの条件

”うつけもの”が勝つ

敵は田楽狭間にあり

川中島の合戦・戦術の謙信、戦略の信玄

戦術の謙信、戦略の信玄

戦術・戦略の意味

三太刀七太刀の一騎打

島という名の盆地

決戦の機迫る

信玄の戦略的布石

謙信の妻女山

先手と後手の先手

武田軍、海津城へ入る

「武田式決断方式」の限界

「啄木鳥の戦法」の問題点

流星光底長蛇を逸す

戦略は戦術を制す

戦国合戦の教科書

長篠の合戦・正をもって合し、奇をもって勝つ

山また山の設楽原

超合理主義者の信長

敵将信玄の死

長篠城攻防戦

信長の武田軍撃滅計画

勝利よりも不敗を

武田軍陣営の選択

青年武将勝頼の限界

鳶ノ巣山への攻撃

天正三年五月二十一、設楽原

火力戦時代の幕あけ

山崎の合戦・秀吉、戦わずして兵を屈する

本能寺の変

「君のご運の開かせ給う時ぞ」

秀吉の交渉力

迅速果敢な反転行動

秀吉、勢いに乗る

光秀、窮余の内線作戦

幻の天王山

強者の戦場・山崎

小牧・長久手の合戦・秀吉を戦慄させた家康の采配

要衝小牧山

池田恒興の判断

作戦なき戦略

一勝一敗の前哨戦

大土木工事合戦

岡崎奇襲作戦

ピンチはチャンスなり

長久手の戦闘

両雄並び立つ

関ケ原の合戦・勝敗を決した「将徳」の差

一触即発の勢力バランス

上杉景勝の挙兵

誘いに乗った三成

西軍の基本戦略

総大将を欠いた西軍

謀略と武力の二面作戦

決戦の機迫る

家康の決断

毛利一党動かず

西軍ついに壊滅

「もし、あの時・・・」

三成の真意

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攻める-奇襲桶狭間

1987年11月発行

解説

一 剣ヶ峰

二 先入観

三 常在戦場

四 奢りの心

五 運不運

六 虎児を狙う

七 攻めの心

八 死中の活

九 敵を知る

十 諜者の顔

十一 上洛の構図

十二 飛石作戦

十三 油断大敵

十四 機略縦横

十五 冴えた諜報

十六 謀略の仮面

十七 音無しの構え

十八 常山の蛇

十九 囮部隊

二十 雨中の奇襲

二十一 恥の上塗り

二十二 秘策の中身

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方面隊運用序説

1976年9月発行

発刊の辞・陸将 髙品武彦

再刊の辞・陸戦学会会長 中俣壯一

はしがき

第1 大部隊運用の変遷

第2 作戦戦略の概念

第3 会戦の意義

第4 方面隊の機能と特性

第5 方面隊運用の鈍重性

第6 方面隊運用における兵站の地位と機能

第7 航空劣勢下における運用上の着意

第8 主動性確保の重要性

第9 攻防の選択

第10 情報見積の困難性

第11 決戦のための状況判断

第12 アグレッサーの戦略・戦術

第13 戦略理念

第14 戦勝の公算

第15 作戦目的と作戦目標

第16 作戦計画と作戦命令

結言

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まんが 孫子の兵法

1998年8月発行

読者の皆様へ

第一篇 計 篇

一 利にして之を誘え

二 能なるも之に不能を示せ

第二篇 作戦 篇

三 兵は勝つことを貴び、久しきを貴ばず

四 敵を殺す者は怒なり

第三篇 謀攻 篇

五 彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず

六 善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも而も戦うに非ざるなり

第四篇 形 篇

七 先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ

八 善く戦う者の勝つや、智明無く、勇功も無し

第五篇 勢 篇

九 兵の加える所、碬を以て卵に投ずるが如くするは、虚実これなり

十 善く敵を動かす者は、之に形すれば、敵必ず之に従い、之に予うれば、敵必ず之を取る。利を以て之を動かし、卒を以て之を待つ

第六篇 虚実 篇

十一 我専にして一と為り、敵分かれて十と為れば、是れ十を以て其の一を攻むるなり。則ち我衆くして敵寡し。能く衆を以て寡を撃てば、則ち吾の与に戦う所は約なり

第七篇 軍争 篇

十二 山林・険阻・沮沢の形を知らざれば、軍を行ること能わず

十三 兵は詐を以て立ち、利を以て動き、分合を以て変を為す者なり

第八篇 九変 篇

十四 城に攻めざる所有り

十五 兵を用うるの法、其の来たらざるを恃むことなく、吾が以て待つ有るを恃むなり。其の攻めざるを恃むこと無く、吾が攻む可からざる所有るを恃むなり

第九篇 行軍 篇

十六 軍行に険阻・潢井・葭葦・山林・蘙薈有れば、必ず謹んで之を覆索せよ。此れ伏姦の処る所なり

第十篇 地形 篇

十七 夫れ地形は兵の助けなり。敵を料り勝を制し、険阨・遠近を計るは上将の道なり。此れを知りて戦いに用うれば必ず勝ち、此れを知りて戦いに用いざれば必ず敗る

第十一篇 九地 篇

十八 兵を為むるの事は、敵の意に順詳するに在り。笄せて敵に一ら向かい、千里にして将を殺す。此を巧みに能く事を成す者と謂うなり

第十二篇 火攻 篇

十九 火、内より発すれば、則ち早く之に外より応ぜよ

第十三篇 用間 篇

二十 内間とは、其の官人に因りて之を用う

 

資料「孫子入門」

 

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「兵法塾」
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「大橋武夫先生三十三回忌」
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「兵書抜粋」
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